Navy Blue の 玉手箱
11月9日土曜日
神奈川県総合医療会館にて県立中井やまゆり園主催「発達障害の理解と支援について」の研修会に参加しました。
講師は横浜市立大学付属市民総合医療センター児童精神科医の青山久美氏です。
臨床に基づく事例も豊富で久しぶりに発達にかかわる話を聞くことができました。
発達理論の説明ではピアジェ(Piaget, J.)とエリクソン(Erikson, E. H.)の名前が出てきました。
学生以来何十年ぶりかで聞く憧れの心理学者です。
なつかしさを感じながらもいまだその提唱理論の偉大な影響力と普遍性に驚きと畏敬の念を抱きました。
11月30日土曜日
新宿にて大学時代の同窓会がありました。
こちらもまた卒業して数十年ぶり、まさにピアジェ、エリクソンを勉強していた時代の仲間たちです。
学生時代の上下関係というものは何時まで経っても変わりありませんでした。
社会人とは異なる一種独特な上下関係、その序列は絶対であり当時3つ上は神様と言われていました。
先輩は何十年経っても先輩であり、その日はあいにく後輩同期が欠席、
神様ばかりで私ひとりが新人でした。
同窓会の帰り道、新宿駅で「SOTETSU」の文字。
この日、都心とつながる未来への取り組み云々に相鉄線は歴史的なダイヤ改正日。
JR線相互乗り入れ開始初日、ホームは鉄道ファンでごった返していました。
時が戻り、来し方を懐かしみ学生時代に連れ戻してくれた研修会と同窓会。
その余韻も束の間、学生時代2時間かけて通った新宿があっという間の44分。
夢を現実と向き合わせてくれた帰路の車両は玉手箱でした。
元年も終わりに近づき、昭和を懐古し令和を感じた来し方行く末。
日々加速していく一年、44分で驚いてはいられません。
エリクソン曰く「人の発達は一生続く」とのこと。
来年は東京五輪、より新しい時代へむかってまた新たな玉手箱が見つかるかもしれません。
どうぞ良い新年をお迎えください
(法人事務局長 梅野節次)